今回は、選択ブラシとパースペクティブツール、グラデーションツールを使って画像に影をつけてみました!
操作手順
1. Before After
これから葡萄に影を付けています。
2. 葡萄を選択する
画像を読み込み、左のツールバーから「選択ブラシツール」を選択します。
ブラシのサイズを調整しながら、少しずつ葡萄を選択していきます。
(茎や葉の部分を選択すると、背景の白い部分まで取り込んでしまう場合があります。)
範囲外を選択してしまった場合は、コンテキストツールバーのモードを「減算」に変えて範囲外の選択を元に戻します。
3. 選択範囲を複製する
選択範囲のあるレイヤーを選択した状態で、「レイヤー」→「選択範囲を複製」をクリックし、選択中のレイヤーを複製します。
さらに、「Ctl」+「J」でもう一度同じレイヤーを複製します。
一番下のレイヤーは元画像です。失敗した場合に備えて保存しておきます。
4. 選択範囲を解除する
「Ctl」+「D」で葡萄の選択状態を解除します。
この先、元画像と複製した選択範囲レイヤー(1番目と3番目)はしばらく使わないので、ロックしておきます。
5. 影を設計する
残したレイヤーを選択した状態で、ツールバーから「パースペクティブツール」を選択します。
「パースペクティブ」パネル「グリッドを表示」にチェックを入れ、グリッドの四隅を個々に選択して動かし、影の原形になるように変形します。
だいたいの形が決まったら、「パースペクティブ」パネルの「適用」をクリックして確定します。
6. 影のグラデーションをつくる
レイヤーパネルの下から「ピクセルレイヤーを追加」をクリックし、新規のピクセルレイヤーを追加します。
追加したレイヤーを選択した状態で、ツールバーから「グラデーションツール」を選択します。
ロックしている葡萄のレイヤーを選択し、葉茎から下の粒までドラッグします。
グラデーションの調整バーの端を移動させて、自然な影の配色になるようにします。
7. 影のグラデーションをマスキング
グラデーションのレイヤーを選択し、変形した葡萄のレイヤーの下にドラッグします。
グラデーションレイヤーは、この変形した葡萄の型でマスキングされます。
8. 影の色を調整し、エフェクトをかける
影がはっきりしすぎているので、自然な影に見えるよう調整していきます。
影を作っているレイヤーを選択した状態でレイヤーの描画モードを「乗算」にし、不透明度を画像を見ながら30~60%の間で調整します。
次にレイヤーパネルの下から「レイヤーエフェクト」をクリックします。
「ガウスぼかし」にチェックを入れ、画像を見ながら影をぼかしていきます。
完成
葡萄の影ができました。